シーラントってなに?
子供の歯のなかで特に虫歯になりやすい場所があるのをご存知ですか。
虫歯の好発部位と呼ばれている場所です。
それは右上図の3つの場所-----奥歯(咬合面)と、歯の間(歯間部)と、歯茎の境目(歯頚部)です。
この中で、今回お話しようとしているのが奥歯の溝(咬合面)です。
初めて当院に来院されたときに虫歯についてご説明させていただきましたが、そのときに「生えてきたばかりの歯は虫歯になりやすい。また、歯の溝の部分も虫歯になりやすい場所です」とお話させていただきました。
覚えておられますか?
この虫歯になりやすい歯の溝の部分はどうすれば予防できるのでしょうか?
もちろん、歯ブラシの毛先を使って、ていねいに溝にたまった歯垢をとってやるという方法が基本です。
しかし、溝によっては深くて歯ブラシだけでは完全に取りきれないという場合もあります。
こういう場合、溝をきれいに清掃した後に、白または透明のプラスチックを流し込んで溝を埋めてしまうという方法があります(下図)。
これが、「シーラント」です。
こうするとミュータンス菌が溝に入って虫歯を作ることを防止することができます。
このシーラントのある部分は上下の歯が咬みあうところですから当然咬んでいくうちにすり減ってなくなっていきます。
そして数年経つと歯のマチュレーション(成熟)が進みます。
(歯は生えてきたばかりのときは歯の表面のエナメル質の結晶構造が不完全な状態になっている部位が多々あるのですが、時間とともに完全な形に変化したり、フッ素を取り込むことによってより虫歯になりにくい結晶構造に変わります。これを歯のマチュレーションと呼んでいます。)
このマチュレーションがおこって虫歯になりにくくなるまで歯を守ってやる方法がシーラントです。
また、最近のシーラントにはフッ素が含まれています。
そのため周囲の歯を強くするという副次的な効果もあります。
ただ、このシーラントはひとつ欠点があります。
歯の形によっては脱落しやすいということです。
この脱落したところと、残っているシーラントの境目に歯垢がたまりやすくなるため、ここが虫歯になりやすい部分になってしまうのです。
ですからシーラントをした場合、シーラントがとれていないか、定期的にチェックする必要があります。
シーラントはやりっぱなしでは効果半減どころか逆効果となってしまう場合があります。
初それは下図の3つの場所-----奥歯(咬合面)と、歯の間(歯間部)と、歯茎の境目(歯頚部)です。
この中で、今回お話しようとしているのが奥歯の溝(咬合面)です。
めて当院に来院されたときに虫歯についてご説明させていただきましたが、そのときに「生えてきたばかりの歯は虫歯になりやすい。
また、歯の溝の部分も虫歯になりやすい場所です」とお話させていただきました。
覚えておられますか?
この虫歯になりやすい歯の溝の部分はどうすれば予防できるのでしょうか?
もちろん、歯ブラシの毛先を使って、ていねいに溝にたまった歯垢をとってやるという方法が基本です。
しかし、溝によっては深くて歯ブラシだけでは完全に取りきれないという場合もあります。
こういう場合、溝をきれいに清掃した後に、白または透明のプラスチックを流し込んで溝を埋めてしまうという方法があります(下図)。
これが、「シーラント」です。
こうするとミュータンス菌が溝に入って虫歯を作ることを防止することができます。
このシーラントのある部分は上下の歯が咬みあうところですから当然咬んでいくうちにすり減ってなくなっていきます。
そして数年経つと歯のマチュレーション(成熟)が進みます。
(歯は生えてきたばかりのときは歯の表面のエナメル質の結晶構造が不完全な状態になっている部位が多々あるのですが、時間とともに完全な形に変化したり、フッ素を取り込むことによってより虫歯になりにくい結晶構造に変わります。これを歯のマチュレーションと呼んでいます。)
このマチュレーションがおこって虫歯になりにくくなるまで歯を守ってやる方法がシーラントです。
また、最近のシーラントにはフッ素が含まれています。
そのため周囲の歯を強くするという副次的な効果もあります。
ただ、このシーラントはひとつ欠点があります。
歯の形によっては脱落しやすいということです。
この脱落したところと、残っているシーラントの境目に歯垢がたまりやすくなるため、ここが虫歯になりやすい部分になってしまうのです。
ですからシーラントをした場合、シーラントがとれていないか、定期的にチェックする必要があります。
シーラントはやりっぱなしでは効果半減どころか逆効果となってしまう場合があります。